リーダーが行うべき「連結ピン」としての役割とは？

どのような組織においても目標が掲げられ、その目標を達成するために組織は進んでいく必要があります。

そして、そのためには多くのスタッフが関わり合いながら業務を遂行する必要があり、リーダーにはスタッフをまとめ、組織を機能させることが求められます。

では、リーダーは組織を機能させるためにどのような役割を担っていく必要があるのでしょうか？

今回はリーダーの連結ピンとしての役割についてまとめていきます。

職場のリーダーの役割

組織に所属するスタッフは、それぞれに役割を与えられ、業務を遂行しています。

役割ごとに業務の内容に違いはありますが、それぞれが掲げられた組織の目標に向かって業務を行っていることに変わりはありません。

そして、プロジェクトの規模が大きくなるほど関わるスタッフの人数も増え、チームをまとめる役割を持つ人間も必要になります。

このときにチームをまとめる役割を担うのが「リーダー」と呼ばれる人たちです。

リーダーは組織の目標を達成するために、その業務に関わる人たちをまとめ、全体を同じ目標に向かって動くようにしています。

リーダーは部門ごとの連結ピンになる

プロジェクトの規模が大きくなり、それに伴う組織の規模も大きくなるほど、チームごとに業務を分担して行う必要が出てきます。

そして、業務を分担するほど、業務の部門が増え、その部門ごとにリーダーを配置する必要も出てきます。

このときの部門リーダーはそれぞれ業務は異なりますが、スタッフをまとめる役割に変わりはありません。

例. 連結ピンの役割

下の図では、A・B・Cの3つのグループがあります。

組織のピラミッドの一部分と思ってください。

この図の中にある ”①” と ”②” のスタッフの役割について考えてみます。

このときに「①のスタッフ」はAグループとBグループを繋ぐ役目を果たし、「②のスタッフ」はBグループとCグループを繋ぐ役目を果たします。

このグループを繋ぐ役目が、リーダーの「連結ピンの役割」ということになります。

①と②のスタッフが連結ピンの役割をきちんとできなければ、組織としての指示・命令はうまく伝達されず、組織全体の目標達成にも不具合が生じやすくなります。

「連結ピン」の重要性

組織の大目標はAグループにより決定されます。

そして、Aグループで決められた目標をもとにBグループの目標が決定され、それに合わせてCグループの目標が決定されます。

このようにして、それぞれのグループが立てた目標を達成することで、組織全体の目標達成率をあげていきます。

目標がぶれることなく達成されれば、その成果は多大なものになりますが、それぞれが目標を見失いバラバラに動いてしまえば、組織としての目標の達成は困難なものになってしまいます。

組織の目標に対して、自らのグループの業務がぶれないようにすることも「連結ピンの重要な役割」になります。

リーダーの”連結ピン”としての役割｜まとめ

職場の管理とは目標達成のために関係する人たちの努力をまとめるプロセスのことです。

職場の中でリーダーは、チームをまとめ、業務を遂行し、目標を達成することを担います。

また、他のグループとの連結ピンとしての役目も果たし、組織の目標に対して自分のグループの業務がぶれないようにまとめていくことも担います。

職場において連結ピンとして立場を担っている方は、組織の目標を達成するための重要な位置にいることを忘れないようにしましょう。