家庭でのパパの重要性とは?科学的に証明された父親が子供に与える大きな影響

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昔は、お父さんは仕事、お母さんは家事と子育てなんて役割分担が当たり前とされてきました。

でも現在は、夫婦共働きが当たり前、ましてや女性の社会進出で、父親の方が子育てに積極的なんて家庭も多くなりました。

そのような中で、コネチカット大学の研究所長であり人類学者でもあるロナルド・ローナー氏の興味深い研究結果があります。

その発表された内容は、「子供の性格は父親で決まる」という内容の驚くべきものとなっています。

このことは、世の中の子育てをする親御さんは知っておくべきことだと思うのでご紹介していきます。

目次

ロナルド・ローナー氏の研究発表の内容とは?

コネチカット大学の研究所長であり人類学者でもあるロナルド・ローナー氏が発表した研究内容は以下の通りです。

「母親より父親の愛情を多く感じて成長する子供は、より幸福感や人生の充実感を持つ兆候がみられる」のだそうです。

それとは逆に”愛されていない・認められていない”と感じて育つ子供は、「敵対的で攻撃的」「感情的に不安定な傾向が見られる」のだそうです。

しかも、母親より父親の愛情不足を感じたときの方が、その傾向は大きくなるというものです。

ロナルド・ローナー氏の研究発表
  • 子どもの性格は父親で決まる
  • 母親よりも父親の愛情を多く感じて育つ子どもは、幸福感や人生の充実感を感じる
  • 父親から、愛されていない、認められていないと感じながら育った場合、敵対的・攻撃的・感情的に不安定な傾向が見られる

パパの愛情による子供への影響とは?

ロナルド・ローナー氏の研究結果から、いかに子育てにおいて父親が重要な役割を担っているのかを理解することができます。

また、ロナルド・ローナー氏の研究では、父親によるより良い育児によって、子供に以下のような良い性質がみられたとされています。

  • 性格が穏やか
  • 癇癪(かんしゃく)を起さない
  • 新しいことへのチャレンジ精神、達成意欲が強い
  • 学業成績が優秀
  • 我慢強い
  • 人間関係が良好
  • 自己肯定感が強い

父親が子供の育児に積極的に関わることでの影響は多大なものであることが分かります。

さらに、父親の愛情は成人後にも影響していることも確認されており、「自身の能力を発揮する職業につき、結婚して幸せな家庭を築く傾向が見られる」とされています。

子供に良い影響を与える父親像とは?

このような研究結果が出ていますが、ただ一緒に父親が子供と過ごしたからといって良い影響が与えられるものではありません。

では、子供に良い影響を与える父親の関わり方とはどのようなものなのでしょうか?

子供に最も良い影響を与える父親の関わり方は、「子供の話をちゃんと聞いてあげて、いつも側にいてあげて、きちんとしたルールを守らせることができ、逃げ場がなく窮屈に感じることがないような自由な空間も与えてあげられる」ような関わり方です。

最も良い影響を与える父親の関わり方
  • 子供の話をちゃんと聞いてあげる
  • いつも側にいてあげる
  • きちんとしたルールを守らせることができる
  • 逃げ場がなく窮屈に感じることがないように自由な空間も与えてあげられる

理想論のように思われる方がいれば、父親像としてはまだまだということです。

実際に、常に実践できるパパも世の中にはいます。

良い影響は子供だけに与えられるものではない

「父親がより良い関わり方を子供にすることで子供に良い影響が出る」というロナルド・ローナー氏の研究結果ですが、子供だけが良い影響を受けるわけではありません。

良い影響は子供と多く関わる父親にも与えられます。

それは、オキシトシンと呼ばれる「幸せホルモン」が体内に増加するという影響です。

我が子にたっぷりの愛情をそそぐのと同時に、我が子からもたっぷりの愛情をそそがれているということです。

子供を産むのが母親だから母性は母親が持つものということではなく、母性は父親がもつものでもあります。

別居や離婚による子供の不利益をなくそう

今回のロナルド・ローナー氏が発表した研究結果は、子供が父親と会えない状況の家庭ほど深く考えてほしいものです。

また、そのような環境を作ってしまうかもしれない、弁護士や裁判官も同じように深く考える必要があります。

夫婦がいろいろな問題があって別居や離婚に至ってしまうことは致し方ないことです。

ただ、それによって子供が片方の親としかほとんど会えなくなってしまう環境ができてしまうことは、ロナルド・ローナー氏が発表した研究結果を考慮すると悪影響としか言えないことです。

子供は父親、母親どちらかの私物ではありません。

そして、裁判においても「月に1回面会させればいいだろう」というような考え方をしている風潮があります。

でもそれって、子供としては納得できるでしょうか?

子供にとっては、どちらの親とも毎日共に過ごしたいかもしれません。

そのため、子供や母親に対して身体への暴力が証拠としてきちんと認められるような場合以外は、子供との面会は毎日とするぐらいのことをしないと子供にとって大きな不利益になってしまいます。

勇気ある裁判官や弁護士が大きく活動し、判例を変えていかなければならないのかもしれません。

また、最近多くなった”虚偽のモラハラ”を訴えることでの子の連れ去りからの別居、離婚する行為については、件数も増加傾向にあり、子供にも大きな影響を与えることであることを考えると、痴漢冤罪と同じかそれ以上に大きな社会問題と言えます。

それらも含めて、子供を守るためにきちんとした法律の整備や虚偽DVへの厳罰を進めていかないといけません。

家庭でのパパの重要性とは?科学的に証明された父親が子供に与える大きな影響|まとめ

ロナルド・ローナー氏によって子供にとっての父親の重要性が示されたことは、家庭内での父親の地位向上にも繋がることです。

社会進出によって、女性の社会的地位は向上されてきています。

ですが、家庭内においてはやはり母親ありきの状態が続いているケースも見受けられます。

それによって、育児に対して母親よりも一生懸命な父親がないがしろにされることもあります。

そのような状態が改善され、女性の社会的地位の向上が認められてきているように、男性の家庭内での地位も向上されることを期待します。

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