「人脈」の考え方｜良い人脈をつくるためのポイントとは？

人は生きている中で様々な人と繋がっていきます。

そして、その繋がりは人脈として大きな力を生み出すこともあります。

ただ、その繋がりが良いものとは限らず、悪い繋がりのときもあります。

どうせ繋がりを持つのなら良い繋がりを持つ方が自分にとってはいいに決まっています。

ではどのように良い繋がりをつくっていけばよいのか？

今回は「人脈」について考えていきます。

人脈とは？

「人脈」とは”人と人と繋がり”のことを言います。

ですが、ここで注意したいことがあります。

それは、顔見知り程度の浅い付き合いでも人脈と言っていいかということです。

このことについてはそれぞれの考え方で異なってくる部分でもあります。

顔見知り程度の関係でも人脈だと考える人もいるでしょうし、本当に困ったときに助け合えるような仲間が人脈だと考える人もいるでしょう。

ただ、人脈とは人と人との繋がりであるので、せめて自分が何かで困ったときに相談し頼れる存在である人を人脈として数えるべきです。

若年層と中高年層の考える人脈の違い

最近の連絡手段は、簡単に繋がり簡単に関係を切ることができるLINEなどのアプリに代わりました。

学生時代からアプリを使用している若年層では、LINEで繋がっている知り合いが1000人を超えている人も多くいます。

そのため、人と人との繋がりを簡単に考えることも多く、知り合いの多さを人脈ととらえる考え方に変わってきています。

それに比べて、携帯電話の番号を交換することが主流であった中高年層では、浅く広くではなく”深いレベルでお互い尊重しあえる仲間”を人脈としてとらえる傾向があります。

この人脈に対しての考え方の違いはどちらが正しいというわけではありませんが、個人的には簡単に切れる関係性を人脈としてとらえるのはどうなのかと思います。

「良い人脈」と「悪い人脈」から受ける影響

良い人脈と悪い人脈の違いはその人脈に含まれる仲間の質によって決まります。

自分を良い方向に向かわせてくれるのが良い人脈、自分を悪い方向に向かわせるのが悪い人脈という考え方で間違いがありません。

ただ、これも自分がどうありたいかによって異なります。

あなたが世間一般から見て良い人物像でありたいと考えるのならば、善行を行う仲間を良い人脈として扱うでしょうし、逆に、世間一般から見て悪い人物像でありたいと考えるのならば、悪行を行う仲間を良い人脈として扱うことになります。

周りから見て、あなたのことを良い方向に向かわせようと手を引いてくれる仲間も、あなた自身がそうなりたいと思わなければ、その仲間を悪い人脈として扱ってしまうかもしれないということです。

ただ、人生において良い人生に向かわせようとしてくれる仲間は、通常良い人脈だといえます。

自分に甘い言葉ばかりをかけてくれる人脈が必ずしも良い人脈だというわけではなく、ときには厳しい言葉をかけてくれる人脈が良い人脈だったりします。

人脈をつくることは自分自身で行うことなので、良い人脈と悪い人脈をつくるのも自分次第ということになります。

良い人脈をつくるためには？

自暴自棄でもない限り、誰しもが”悪い人脈”よりも”良い人脈”をつくりたいと考えるはずです。

ただ、良い人脈というものは簡単につくれるものではありません。

あなたが良い人脈をつくりたくても、相手にとってあなたが魅力的でなければ良い人脈も集まらないからです。

まずは自分を磨くことが大切であり、磨く部分はもちろん外見以上に内面の部分になります。

自分を磨きながら、良い人脈を広げていくために必要なポイントをご紹介します。

① 相手にとって自分自身が良い人脈になる

良い人脈をつくるためには、まず自分自身も相手にとって良い人脈になるようにしなくてはいけません。

どれだけ相手が自分にとって良い人脈であろうとも、相手にとってあなたが悪い人脈であったり有益な存在でなければ相手は繋がりを持ちたいとは考えません。

良い人脈とは相手とWin-Winの関係で繋がっていることが大切です。

だからこそ、常日頃からの自分磨きが大切になります。

自分自身がこれから繋がる誰かにとっての良い人脈になれるように努力しましょう。

② 相手の本質を見極める

良い人脈をつくるためには、まずその人脈になる相手の本質を見極める必要があります。

人を見る目がなければ、結局いつのまにか悪い人脈をつくってしまうことになってしまいます。

そして、そのつくられた悪い人脈は良い人脈を遠ざけてしまうことになります。

人を見る目がない方は、よく利用され、騙され、被害ばかり受けていることも多いです。

騙す方が確実に悪いですが、騙される方も人を見る目がないという部分では問題があります。

良い人脈をつくるためには、この本質を見極めるという部分が一番難しい部分かもしれません。

③ 偏見を持たず相手の価値観を受け入れる

良い人脈とは同じ価値観を持つ人と繋がりをもつことではありません。

自分とまったく異なる価値観を持つ人ももちろんいます。

異なる価値観を持つ人は、刺激を与えてくれて自分自身を成長させてくれるきっかけにもなります。

だからこそ、自分と異なる価値観を持つ人のことも偏見を持たずに受け入れることが大切です。

④ 人脈の更新を心掛ける

昔はWin-Winの関係を保てていたとしても、今はWin-Winの関係を保てないのであれば良い人脈とは言えません。

人脈は自分の仕事の変化や環境の変化によって変化していくものです。

たまに、昔の仲間と合って昔話で盛り上がるのは構いませんが、新しい環境に合わせた人たちの中に飛び込み新しい人脈を構築することが大切です。

人脈の考え方｜まとめ

良い人脈が欲しいと考えている人は多いです。

ただ、あなたが欲しいと考える良い人脈も、あなたが相手から不要な人脈と思われていれば繋がりを持つことはできません。

良い人脈をつくるためにはまず自分を磨くことや、相手の本質を見極めることをしていくことが重要です。

ときには騙されてしまう人も、それを修正する力があればやり直すことはできます。

単なる表面的な知り合いを増やすのではなく、良い人脈をつくることを心掛けていきましょう。