Googleのランキングシステムへの考え方とコンテンツの並び替えのしくみ

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Googleで検索を行うと、検索した文字列に対しての多くの情報が、何百万、何千万件というかたちで表示されます。

そして、この検索結果が表示されるまでには1秒もかかりません。

このことは情報処理速度を考えるととても不思議なことなのですが、この並び替えはその都度行っているのではなく、検索アルゴリズムがある程度準備をしています。

また、ユーザーにとって常に必要な情報が表示されるために、Googleは基本となる考えを持ってランキングシステムを構築しています。

今回は、Googleのランキングシステムへの考え方とコンテンツの並び替えのしくみについて解説していきます。

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目次

Googleのランキングシステムへの考え方とコンテンツの並び替えのしくみ

Googleのランキングシステムの構築は基本となる考え方に沿って行われています。

Googleのランキングシステムへの考え方

Googleは「世界中の情報を整理し世界中の人々がアクセスして使えるようにすること」を使命として掲げ、ランキングシステムを構築しています。

そして、そのために3つの方針を定め「並び替えのしくみ」を作っています。

ユーザーを最優先する(ユーザーファースト)

Googleはいつでも、Googleを利用しているユーザーを最優先に考えたシステム作りをしています。

そのため、報酬を受け取り検索結果を変化させることなどの行為を行うことはなく、検索順位を金銭で操作しないようにしています。

また、「ナレッジグラフ」を導入することによって、検索結果には「文字列」だけではなく、「その文字列に関連したコンテンツ」も含めて表示するようにしています。

ナレッジグラフ

さまざまな知識(ナレッジ)を体系的に連結し、グラフ構造で表した知識のネットワークのことです。

検索結果はナレッジグラフによって、その文字に関連するものも表示されます。(例、有名人・都市・スポーツチーム・建物・特産物・映画など)

ウェブサイトの所有者をサポートする

Googleでは利用するユーザーだけでなく、検索によって表示されるウェブサイトの所有者も有益になるようにサポートを行っています。

また、Googleを利用するユーザーには、システムを操作して質の低い不正なコンテンツを宣伝しようとする悪質なユーザーやスパマーも存在するため、そのような悪質なユーザーやスパマーから検索の仕組みを守ることも行っています。

これらのことは常に変化していくため、検索アルゴリズムも常に更新され続けています。

Googleは、常に検索結果の掲載順位を正確に管理し、良質なコンテンツのみが検索において上位に表示されるようにしています。

情報アクセスの機会を最大限確保する

Googleは、ウェブ上に公開された情報については、誰でも自由にアクセスできるべきだと考えています。

ただ、そのまま何もかもを反映してしまうと、低品質なコンテンツや関連性の低いコンテンツも一緒に表示されてしまう可能性があります。

それを防ぐために、そのようなコンテンツは表示されないように監視し、また、ポリシー違反に関するものに対しては、検索エンジンからコンテンツを削除することも行っています。

ポリシー違反に関するもの
  • 子どもの性的虐待に関する画像
  • 気密性の高い個人情報
  • 有効な法的リクエスト
  • ウェブスパムや不正なソフトウェア
  • ウェブマスターのリクエスト
  • 不適切なコンテンツ
  • 露骨な表現を含むコンテンツ

Googleは常にコンテンツをチェックし、ユーザーに有益な情報を提供しています。

コンテンツの登録&並び替え

Googleの検索アルゴリズムは、「Googleのランキングシステムへの考え方」に基づき、ユーザーの検索するキーワードにスムーズに対応するために、下に挙げた3つのながれで準備を行っています。

① クロール&インデックスへの登録

インターネット上では、個人や企業が毎日のように記事やサイトを公開することを繰り返しているため、絶えず書籍が増え続けている図書館のような状態になっています。

このような状態の中で、Googleの検索アルゴリズムは多くのコンテンツの並べ替えを効率よく行うために、「ウェブクローラーによるコンテンツの捜索」「インデックスへの登録」を行っています。

ウェブクローラーによる新しいコンテンツの捜索

Googleの検索アルゴリズムは、「ウェブクローラー」と呼ばれるソフトウェアを使用して、常に新しく公開されるウェブページを探しています。

そして、見つけたウェブページの情報をGoogleのサーバーに蓄積しています。

インデックスへの登録
サーバーに蓄積された情報は、Googleの検索インデックスに登録されます。

そして、クローラーがたどったウェブページに含まれいる全ての「語」がインデックスに追加されます。

クロールするサイトやその頻度、各サイトから取得するページ数はコンピュータプログラムによって決定されますが、クローラーが重点的に確認する部分は以下のものになります。

クローラーが重点的に確認する部分
  • 新しいサイトの情報
  • 既存のサイトの変更点
  • 無効なリンク

ウェブクローラーは常に新しく公開されるウェブページを探しています。

② 検索アルゴリズムによる順位付け

グーグルのランキングシステムは「検索アルゴリズム」によって行われています。

この検索アルゴリズムによって、ユーザーが探している情報に最も関連性の高い有用な結果を表示することができるようになっています。

このアルゴリズムは1つではなく一連のアルゴリズムで構成され、様々な要因を検討しますが、5つの要因を中心に検討を行っています。

Googleの検索結果を決める5つの要因
  1. 検索意図の把握
  2. ウェブページの関連性
  3. コンテンツの品質
  4. ユーザビリティ
  5. 文脈の考慮

Googleの検索アルゴリズムは200以上あり、常に更新され続けています。

③ 検索結果をわかりやすい形式で提供

検索結果を表示する際には、ユーザーが検索した文字列(検索クエリ)」に対してだけの検索結果だけでは不十分な情報が多く、いかに関連性のある情報を提供できるかが重要になります。

そこで、Googleではユーザーが求めている情報に対して、最も関連性の高い回答を最適な形式でより早く提供するように改善を重ねています。

例.「天気」と検索

「気象関連のサイト」のみではなく、「住んでいる地域の天気予報」なども一緒に表示する。

  • 気象関連のサイト
  • 住んでいる地域の天気予報 など
例.「ケーキ」と検索

「ケーキ」「ケーキの作り方」などの情報だけでなく、「住んでいる地域のケーキ屋」の情報やそのルートなども表示する。

  • ケーキ
  • ケーキの作り方
  • 住んでいる地域のケーキ屋 など

Googleでは、常に変わり続けるウェブに対応して検索の仕組みを進化させています。

Googleのランキングシステムへの考え方とコンテンツの並び替えのしくみ|まとめ

SEO対策はGoogleの検索エンジン、つまりは検索アルゴリズムに対して行っていきますが、その検索アルゴリズムはこの「ユーザーファースト」の考え方に基づき構築されているものです。

そのため、SEO対策を考えてサイトやコンテンツを作成するときには、「ユーザーファースト」の考え方に沿って作成することが重要ということになります。

まずは情報を求めるユーザーに対して良質なコンテンツ作りを心掛けましょう。

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