Googleは、サイトの運営者に対して「ウェブマスター向けガイドライン」や「Google品質評価ガイドライン」を公開しています。
ガイドラインには「Googleの定める基本方針・コンテンツの評価基準・ペナルティ対象となる不正行為」などが明記されているので、SEO対策を進める上ではこれらのガイドラインに沿ってサイトを構築していくことが大切なことが理解できます。
今回は、「SEO対策をする上で知っておくべきGoogleの考え方」についてまとめていきます。
「Googleの掲げる10の真実」とは?
「Googleの掲げる10の真実」は、Googleの設立数年後に策定されたものです
そして、Googleは現在も、Googleがこの世に送り出すサービスのすべてがこの事実のとおりであるよう努めています。
そのため、SEO対策を進めるためには、この10の事実を読み解くことが重要になってきます。
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
上記のガイドラインで、とくに重要視すべきポイントは3つあります。
E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)
E-E-A-Tとは、ユーザーの検索意図に対して適切な検索結果を返せているかの評価基準です。
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trust(信頼性)
Googleは「Trust(信頼性)」を最も重要視しています。
「Googleが掲げる10の真実」の中に「E-E-A-T」というそのままの語句はありませんが、複数の項目が関連しています。
「E-E-A-T」を判断するときには、ページとコンテンツのタイプ、コンテンツの作成者、Webサイトの運営者情報、Webサイトの評判などが全て参考にされています。
- ページ・コンテンツのタイプ
- コンテンツの作成者
- Webサイトの運営者情報
- Webサイトの評判 など
「E-E-A-T」が高ければ、そのWebサイトやページの品質評価も高まるため、検索結果の表示順位は上昇することになります。
YMYL(Your Money or Your Life)
YMYLとは「Your Money or Your Life」の略語で、「人々の将来の幸福、健康、経済的安定、安全に潜在的に影響を与えるテーマ」を意味しています。
Googleは下記のようなテーマをYMYLの対象としています。
- 最新ニュース・イベント
- 市民の権利・義務、政治、法律
- 経済
- ショッピング
- 健康と安全
- 人々のグループ(人種・宗教・国籍など)
- その他(栄養学や不動産、職探しに関する情報など)
YMYLを扱うページに誤った情報があると、その情報を信じた人の生活に悪影響を与えてしまいます。
そのため、YMYL領域には、情報の正確性や信頼性を判断するための厳しい基準が設けられています。
YMYLとは「人々の将来の幸福、健康、経済的安定、安全に潜在的に影響を与えるテーマ」という意味があります。
不正行為の禁止
「品質に関するガイドライン」の基本方針には、検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしないことが明記されています。
ガイドラインに反して不正に検索順位を上げる手法を「ブラックハットSEO」と呼びますが、検索エンジンの精度が低かった時代は、様々な手法のブラックハットSEOが横行していました。
ただ、Googleのアルゴリズムは日々アップデートされているため、現在はほとんどのブラックハットSEOの手法が意味をなさなくなっています。
Googleのガイドラインに従い、「ユーザーにとって本当に価値あるサイト・ページになっているか」を意識したSEO対策を行っていくことが重要です。
SEO対策で知っておくべきGoogleの考え方とは?「EEAT」「YMYL」の要点|まとめ
今回は、「SEO対策をする上で知っておくべきGoogleの考え方」についてまとめました。
サイトの運営にあたっては、Googleの考え方に従ってSEO対策を進めていくことが大切です。
「Googleの掲げる10の真実」をしっかりと理解し、SEO対策を進めていきましょう。