組織やグループのトップには、まとめ役としての役割を持つ人がいます。
そして、このまとめ役のまとめ方は2種類のタイプに分けられます。
片方は部下の熱意を引き出しあるべき方向へ導く「リーダータイプ」、もう片方は部下に恐怖を与えて支配し命令をする「ボスタイプ」です。
この2つのタイプはどちらも組織やグループをまとめることはできますが、求められるタイプはもちろんリーダータイプです。
今回はリーダーとボスの違いやリーダーに求められる役割や能力についてまとめていきます。
現代社会ではかつてないほど複雑になり、心と体のバランスを崩したりストレスを抱える人が増えています。
また同時に、医療の現場では病気の根底にある心の問題や生活環境など、 その人を包括的にケアできる医療の必要性が叫ばれるようになりました。
そこで注目されているのが「アドラー心理学」です。
アドラー心理学とはオーストリア出身の精神科医・アルフレッド・アドラーによって提唱された心理学の体系です。
アドラーは「人間の悩みはすべて対人関係である」としており、 この講座ではその悩みの根源を知り、幸せへの一歩を踏み出す方法が学べます。
- 自分が変わることで対人関係を好転させる方法
- 自らはもちろん周りの人も勇気づけられる物事の捉え方や考え方
- 他者の行動の受け止め方や言葉がけの方法
- 怒りやイライラと上手く付き合うコツ
非言語コミュニケーションとして子どもから高齢者まで幅広い世代に活用できるアドラー心理学を学び、いろいろな場面で役立てていきましょう。
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リーダーとボスの違い
まずは、リーダーとボスの違いについてですが、先ほど述べたようにリーダーは部下の熱意を引き出しあるべき方向へ導く特徴を持ち、ボスは部下に恐怖を与えて支配し命令をする特徴を持っています。
- リーダー → 部下の熱意を引き出しあるべき方向へ導く
- ボス → 部下に恐怖を与えて支配し命令をする
この2つのタイプが具体的にどのように異なるのかを表にまとめました。
リーダー | ボス |
---|---|
部下を導く | 部下を追い立てる |
志、善意に頼る | 権威に頼る |
熱意を吹き込む | 恐怖を吹き込む |
「我々は…」という | 「私は…」という |
黙って失敗を処理する | 失敗の責任を負わせる |
やって見せる | やり方を知っている |
「やろう」という | 「やれ」という |
ブラック企業では当たり前である”ボス”の存在ですが、現代社会ではもう流行りません。
仮に、上司がボスタイプである場合、離職も多くなり若手の職員も育たない状態になってしまいます。
そのため、職場のスタッフは減少し、職員不足に悩まされる職場へ変わっていきます。
これらを考えると、人材育成においては”ボス”ではなく、”リーダー”が必須になります。
また、最近では”リーダー”のように振る舞う”隠れボス”というのもありますので、注意が必要です。
部下の話をよく聞き、相談に乗り、導いているように見せていて、実は自分の中では考えが決まっており、自分の意見と同じ意見の職員だけを優遇し、その他の職員に対しては小さいパワハラや冷遇を繰り返す上役のこと。
リーダーに求められる役割と能力
業務を効率的に遂行するためには優れたリーダーの存在が欠かせませんが、実際にリーダーに求められる役割や能力はどのようなものなのでしょうか?
組織やグループのリーダに求められる役割や能力をそれぞれまとめていきます。
リーダーに求められる役割
リーダーにはその組織やグループの一員として先頭に立ち、部下が働きやすいように環境を整え、部下を正しい方向に導く役割があります。
- 部下の先頭に立ち見本になる
- 部下が働きやすい環境を整える
- 部下を正しい方向へ導く
- 組織・グループの士気を高める
①部下の先頭に立ち見本になる
リーダーはその組織やグループに所属し、その一員として先頭に立ち、業務を行う上で見本になる必要があります。そのため、部下に指示を出す前に自ら行動することが重要になります。そうすることで、自然に部下に慕われるようになります。
②部下が働きやすい環境を整える
最近ではワークライフバランスを考えることが当たり前になりました。仕事オンリーの生き方を求める職場は選ばれませんし、そのような考え方の上司は部下に慕われません。部下のやる気が出る職場環境を整えるのもリーダーの役割になります。
③部下を正しい方向へ導く
やみくもに部下に業務をさせても部下は「やらされ感」ばかり蓄積し、仕事へのモチベーションは下がっていきます。目標やゴールを定め、部下の目標達成への意識づけをすることによって業務効率とやる気をアップさせることができます。また、そのことで組織やチームを正しい方向へ導くことができます。
④組織・グループの士気を高める
業務を遂行する上ではうまくいかないこともあります。そのようなときに、リーダーが悲観的になったり愚痴を常にこぼしていたりすると部下の仕事にも影響を及ぼします。リーダーは前向きな姿勢を持ち、部下を鼓舞し組織・チームの士気を高める必要があります。
リーダーに求められる能力
リーダーに求められる役割を果たすために、リーダーには高い能力が求められます。
- コミュニケーション能力
- 洞察力
- 統率力
- 決断力
- 行動力
- 業務遂行能力
- 責任能力
①コミュニケーション能力
リーダーは組織やグループをひとつのチームとして考え、部下と一緒に目標を成し遂げていきます。そのためには、部下とのコミュニケーションが必要不可欠です。部下と常に多くのことを話し、自分の意思を伝え、同時に部下の意見も聞くことが大切です。部下とコミュニケーション不足は業務が滞ることに繋がる可能性があります。
②洞察力
リーダーは組織やグループで現在進めている業務が、正しい方向に向かっているかをきちんと判断し、見極める必要があります。仮に、間違った方向に向かっているのなら修正する必要があります。
③統率力
リーダーには統率力が求められます。部下と一緒に目標に向かって業務を遂行していくのですが、一部の部下がバラバラの動きをしていては業務効率は悪くなります。部下をけん引しまとめる能力が必要です。
④決断力
業務を行う上では複数の選択肢からひとつの答えを選ばないといけないこともあります。そのようなときには、自らの考えや部下の意見を聞きながらリーダーが答えを選ばないといけません。ときには迷う時間がない場合もあるため、決断する能力も重要です。
⑤行動力
リーダーは部下の見本にならなければならないため、口だけで指示を出すだけではなく、すぐに行動し部下を引っ張ることも重要になります。部下を動かすのではなく、まずは自分が動くことが大切です。
⑥業務遂行能力
組織やチームは常に全員が揃うわけではなく、病欠などにより欠員が出る場合もあります。そのようなときでも、業務の期日を守ることができるように工夫をすることができる能力がリーダーには必要です。
⑦責任能力
組織やグループ内の業務において、部下がミスをしてしまったときの責任はリーダーにもあります。ミスの責任を部下に押し付けるのではなく、失敗を恐れずに挑戦できる環境を与えることで部下は大きく成長します。
まとめ|“理想のリーダー”になるために
組織やグループにおいて求められるリーダーになるのはとても難しいことです。
自分が良いリーダーだと思っていても、部下から見ると嫌われるボスになっていることは多々あります。
だからこそどこの職場にも嫌われる上司がいるわけです。
それだけ、組織やグループで権力を持ってしまうと自分を見返すことが難しくなるということです。
理想のリーダーになるために、常日頃から人間性を磨き、一生懸命業務に打ち込み、リーダーに必要な能力を身につけていきましょう。
現代社会ではかつてないほど複雑になり、心と体のバランスを崩したりストレスを抱える人が増えています。
また同時に、医療の現場では病気の根底にある心の問題や生活環境など、 その人を包括的にケアできる医療の必要性が叫ばれるようになりました。
そこで注目されているのが「アドラー心理学」です。
アドラー心理学とはオーストリア出身の精神科医・アルフレッド・アドラーによって提唱された心理学の体系です。
アドラーは「人間の悩みはすべて対人関係である」としており、 この講座ではその悩みの根源を知り、幸せへの一歩を踏み出す方法が学べます。
- 自分が変わることで対人関係を好転させる方法
- 自らはもちろん周りの人も勇気づけられる物事の捉え方や考え方
- 他者の行動の受け止め方や言葉がけの方法
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非言語コミュニケーションとして子どもから高齢者まで幅広い世代に活用できるアドラー心理学を学び、いろいろな場面で役立てていきましょう。
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