2023年1月24日に放送されたバリューの真実 「汗臭」への正しい対策方法をまとめていきます。
全国の高校生200人に対しての調査において「体のどこのニオイ対策が知りたいですか?」を聞いたところ、以下のような調査結果になりました。
体の部位 | 調査結果 |
---|---|
口 | 37% |
汗 | 26.5% |
脇 | 18% |
足 | 17% |
その他 | 1.5% |
この調査で特に多かったのが「口臭:37%(3人に1人)」と「汗臭:26.5%(4人に1人)」です。
今回は、この調査結果を踏まえて、「汗臭」への正しい対策方法についてまとめていきます。
同じ放送で紹介された「口臭」については、別記事にまとめていますのでそちらをご参照ください。
「汗臭」への正しい対策のしかた
以前に比べ、汗臭対策グッズも充実していることから、汗をかくたびに汗臭予防を行えるようになりました。
ただ、汗臭対策グッズが充実した分、やりすぎてしまうこともあるみたいです。
正しい汗臭予防の方法の知識をつけて、対策を行っていきましょう。
汗をこまめに拭くことが「汗臭対策」には有効
汗は長時間放置しておくと、雑菌で分解されて臭いのもとになります。
なので、汗をこまめに拭くのは「汗臭対策」には有効です。
汗には主に2つの種類がある
汗は皮膚にある「汗腺(かんせん)」から分泌されますが、この汗腺には「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」の2つがあり、それぞれ分泌される汗の成分が異なります。
エクリン汗腺 | 全身にあり、体温調節のために汗を分泌する |
アポクリン汗腺 | 脇や足などにあり、脂質やタンパク質を含んだ汗を分泌する |
汗拭きシートは「脇・足」をメインに使う
汗拭きシートは汗臭のもとになる雑菌も取りますが、それと同時に肌の表面にいる善玉菌も拭き取ってしまうため、汗拭きシートをあまり使いすぎるのも肌のためには良くはありません。
そこで、汗拭きシートは臭いがきつくなりやすいアポクリン汗腺の汗が分泌される「脇・足」のみに使用し、その他の部位はタオルで拭き取ることがおすすめです。
また、拭くことによる摩擦は肌には良くないので、汗拭きシートの使用は多くても1日1~2回が理想です。
「運動して汗をたくさんかいたあと」「これから人に会う」など、タイミングをみて使うようにしましょう。
汗をこまめに拭くことで、臭いのもとになる物質を拭き取ることができます。
サウナ・岩盤浴は「汗臭対策」に効果はない
サウナ・岩盤浴はたくさん汗をかけることから、老廃物を排出しきれいな汗が出るようになるというイメージがありますが、汗臭対策としては科学的根拠はありません。
人間の汗の成分は一定しているため、たくさん汗をかこうが少なくかこうが同じ汗の成分になります。
体内の老廃物は、体の中で栄養素が取り込まれたあとにできたものですが、この老廃物は汗として排出されるのではなく、便や尿で体の外に排出されます。
脇や足の汗にも多少含まれていますが、汗をたくさん出したとしても成分が変化することはありません。
サウナ・岩盤浴で汗をかくことで「むくみ」を取ることはできるが、「ニオイ」を取ることはできません。
頭皮の臭い対策
頭に汗をかいたあとに頭皮から臭いがすることがありますが、この臭いの原因は「頭皮の皮脂」です。
人間の体の中で一番皮脂が出るのは「頭皮」です。
なので、1日の中で時間が経つと徐々に臭ってくることがあります。
さすがに、日中にシャンプーをすることはできないので、ガーゼハンカチなどで頭皮をマッサージするなどすると、ある程度「皮脂」を取ることができます。
頭皮の臭いは、皮脂やフケなどで繁殖した雑菌によるものです。
ガーゼを頭皮にあて、下から上へ頭皮を拭いていきます。
このときに下から上に向かって拭くのは、髪の毛が下に向かって生えているからです。
「汗臭」への正しい対策のしかた|まとめ
今回は、2023年1月24日に放送されたバリューの真実 「汗臭」への正しい対策方法についてまとめました。
臭いへの対策は、「汗臭」ではなく皮脂が臭っているケースもあるので、臭いが気になる場合には、どんなときにどの部分が臭っているのかを確認して対策をすることが大切です。
ご自身の臭い予防をしっかり進めていきましょう。