2023年1月24日に放送されたバリューの真実 「口臭」への正しい対策方法をまとめていきます。
全国の高校生200人に対しての調査において「体のどこのニオイ対策が知りたいですか?」を聞いたところ、以下のような調査結果になりました。
体の部位 | 調査結果 |
---|---|
口 | 37% |
汗 | 26.5% |
脇 | 18% |
足 | 17% |
その他 | 1.5% |
この調査で特に多かったのが「口臭:37%(3人に1人)」と「汗臭:26.5%(4人に1人)」です。
今回は、この調査結果を踏まえて、「口臭」への正しい対策方法についてまとめていきます。
同じ放送で紹介された「汗臭」については、別記事にまとめていますのでそちらをご参照ください。
「口臭」への正しい対策のしかた
以前に比べ、口臭対策グッズも充実していることから、多くの方が口臭予防を行っています。
ただ、間違った方法で口臭対策を行っている方も多くいるため、きちんと正しい口臭予防のしかたを知っておくことが大切です。
今回は、とくに間違いが起きやすい「舌磨き専用ブラシ」と「フロス」について正しい使い方をまとめていきます。
舌磨きの正しい方法
舌を鏡で見てみると白く汚れていることがあります。
この白い汚れは「舌苔(ぜったい)」と呼ばれ、食べ物のカスや口内の剥がれた粘膜がたまったもので、口臭の原因になってしまうものです。
そのため、口臭対策として舌苔がなくなるまでしっかり磨いてしまう方が多くいらっしゃいます。
この舌磨きのしかたは口臭対策としては効果があるのですが、舌の粘膜が傷ついてしまわないように注意しなくてはいけません。
舌の粘膜はとてもデリケートであり、こすりすぎるとすぐに傷ついてしまいます。
とくに舌苔は、舌の粘膜を保護する役割もしているので、こすりすぎることによって炎症を起こしてしまい、口の中が荒れてしまうことにもなってしまいます。
それを防ぐためには、3つのポイントを心掛けることが大切です。
舌の粘膜を傷つけないための3つのポイント
舌の粘膜を傷つけないように磨くには3つのポイントがあります。
- 「舌磨き専用ブラシ」を使う
歯ブラシは硬い歯を磨くためのものなので、舌を磨くと傷つけてしまいます。
柔らかい舌磨き専用ブラシを使うことが重要です。 - 舌を撫でるだけにする
舌磨きは舌磨き専用ブラシで、1回ずつ撫でるだけで問題ありません。 - 1日1回するだけでOK
舌磨きは1日1回行うだけで問題ありません。
寝ているときに口の中の菌は一番増殖するので、寝る前にすることが望ましいです。
この3つのポイントを毎日続けていくと口臭は減っていきます。
旅行先などで舌磨き専用ブラシがないときには、ガーゼ・ハンカチ・ティッシュなどを代用して舌磨きを行います。
「指に巻いて少し濡らしてから舌を撫でる方法」で行えばよく、夜寝る前だけで問題ありません。
フロスの正しい使い方
口臭予防において「フロス」を使うときには順番に気を付けることが大切です。
フロスは歯磨きをする前に行います。
先にフロスをすることで、歯と歯の間にある汚れをすべてかき出し、そして、その汚れもろとも歯磨きで磨き落としてしまいます。
フロスは歯と歯の間の汚れをかき出す
フロスを使うときには、フロスを歯の壁に沿わせて、上にあげながら汚れをかき出します。
これを手前の壁、奥の壁というふうに行います。
また、フロスは歯と歯の間だけではなく、奥歯の奥側の壁の汚れを取ることにも適しています。
- 歯と歯の間の汚れの除去
- 奥歯の奥側の壁の汚れの除去
ヒトは一番奥の歯から失っていきます。奥歯のケアはとくに重要です。
フロスの適切な回数
フロスは歯を大切にするために必要なことですが、いつするのがよいのでしょうか?
このことについては、毎食後にするのが理想なんだそうです。
歯ブラシができないときでもフロスだけはした方が良いといわれるぐらい重要です。
毎食後にできないときには、せめて寝る前の歯磨きのときには必ず行いましょう。
歯の健康のためにはフロスはとても大切です。
「口臭」への正しい対策のしかた|まとめ
今回は、2023年1月24日に放送されたバリューの真実 「口臭」への正しい対策方法についてまとめました。
口臭予防には「舌磨き」や「フロス」の他に、「マウスウォッシュ」などを活用して進めていきましょう。