「YMYL」の対象となるジャンルとSEO対策の4つのポイントを解説します

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YMYLは「Your Money or Your Life」の略語であり、「人々の将来の幸福、健康、経済的安定、安全に潜在的に影響を与えるテーマ」という意味があります。

サイト運営をする場合、医療や健康に関係するジャンルは検索順位が上がりにくいとされていますが、これらのジャンルはYMYLに関する領域であるためGoogleによって厳格な評価基準が定められているからです。

ただ、絶対に検索順位が上がらないというわけではなく、適切なSEO対策を行うことで検索順位が上げることも可能です。

今回は、「YMYLの対象となるジャンルとSEO対策の4つのポイント」についてまとめていきます。

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目次

YMYLの対象となるジャンル

YMYLは「Your Money or Your Life」の略語であり、「人々の将来の幸福、健康、経済的安定、安全に潜在的に影響を与えるテーマ」という意味があります。

このYMYLに関連するジャンルを扱う記事に誤った情報が載っていると、その情報を信じた人の生活に悪影響を及ぼしてしまいます。

そのため、Googleは情報の正確性や信頼性を判断するための厳しい基準を設けています。

YMYLの例

本当は食べてはいけない食べ物であるのに、記事内で「食べてもいい」と誤った情報を流していた場合、その記事を読んで食べてはいけない食べ物を食べてしまうかもしれません。

その場合、最悪の事態になれば生命を危険にさらしてしまう可能性があります。

YMYLの具体的な7つのジャンル

YMYLの具体的なジャンルには、以下のようなものがあります。

① 最新ニュース・イベント

政策や公共に関わる時事問題、災害に関わるニュースなどは、YMYLに該当します。

  • 戦争に関するもの
  • 災害に関するもの
  • 政策・公共に関わるもの など

上記のようなジャンルを個人ブログや中小企業のメディアで取り上げても、検索順位が上がる可能性は低くなります。

ただ、芸能人やスポーツに関するものは、YMYLに該当しない場合もあります。

全てのニュースやイベントがYMYLに該当するわけではありません。

② 市民の権利・義務、政治、法律

市民の権利・義務、政治、法律などは、YMYLに該当します。

  • 市民の権利(性別、年齢、選挙などに関するもの)
  • 法律の改正に関するもの

法律に関する誤った情報は、人の人生に大きな影響を与える可能性があります。

③ 経済

株・為替・税金・仮想通貨などの金融に関するものは、YMYLに該当します。

お金に関する間違った情報を信じた人が、損失を出してしまった場合、取り返しのつかないことになります。

④ ショッピング

インターネット上で商品の販売・購入・決済ができるサイトは、YMYLに該当します。

このようなサイトはECサイトと呼ばれ、代表的なものに以下のようなものがあります。

  • 楽天市場
  • Yahoo!
  • Amazon

サイト上で金銭の取引が発生するECサイトは、YMYLに該当します。

⑤ 健康と安全

病気や薬などの医療に関する情報やその人の生命に関わるものは、YMYLに該当します。

これには、化粧品のように美容に関する情報も含まれます。

YMYLの中でも「健康と安全」に関するジャンルには、とくに厳しい基準が設けられています。

⑥ 人々のグループ(人種・宗教・国籍など)

人種や宗教は非常にシビアなことに加え、国境をまたぐ事柄であるため、YMYLに該当します。

また、LGBTに関する情報もこちらのジャンルに含まれます。

⑦ その他(栄養学や不動産、職探しに関する情報など)

①~⑥には当てはまらないものの、以下のジャンルは人々の生活に大きな影響を及ぼすとされるテーマです。

  • 栄養に関するもの
  • 不動産に関するもの
  • 転職に関するもの

栄養に関するものには「筋力トレーニング」や「サプリメント」などが当てはまり、不動産に関するものには「住宅の購入」や「引っ越し」などがあてはまります。

人の人生に関わるものはYMYLに含まれます。

「YMYL」に対するのSEO対策の4つのポイント

サイト運営にあたっては、YMYLに関することを記事にすることがあるかもしれません。

ただ、その際にはどうしても厳しい評価をされてしまうことになるので、対策を講じる必要があります。

「YMYL」に対するのSEO対策の4つのポイントをまとめました。

① 専門家や有識者の監修を受ける

E-E-A-Tの評価は、そのコンテンツを制作する運営者が、その情報に関する専門家や有識者である場合に高くなります。

ですが、必ずしも運営者が専門家や有識者である必要はなく、専門家や有識者の監修を受けることでも、E-E-A-Tの評価を高めることができます。

「○○監修」で評価は高まる

本でもありますが「○○監修」とされていると、その本の信頼性は高まります。

それと同じように、サイトのコンテンツも専門家や有識者が監修していると信頼性が高まります。

個人のブロガーが専門家や有識者の監修を受けることは少し難しいのが実情です。そのため、自分の仕事が専門職である場合にその記事を書くことが信頼性を高めることになります。

② コンテンツの作成者を記載する

E-E-A-Tの評価は、コンテンツの作成者を記載することで高くなります。

執筆者や監修者を表示し、名前やプロフィール、持っている資格などを記載します。

コンテンツ作成者の記載
  • 執筆者
  • 監修者
  • 会社情報
  • 名前
  • プロフィール
  • 持っている資格 など

誰が作成しているかが分かることで、E-E-A-Tの評価は高まります。とくに、専門知識や経験のある情報発信者であれば、専門性の高い記事であることを示すことができます。

③ 被リンクを獲得する

被リンクとは、外部のサイトから自分のサイトへ向けられたリンクのことです

被リンクを受けると自分のサイトの権威性を高めることができます。

このときの被リンクは、権威性のある組織が運営するサイトからの被リンクが望ましく、どこのサイトでもよいわけではありません。

また、サイテーションの獲得でも権威性は高まります。

サイテーションとは、SNSやネット上において「〇〇というサイトは参考になる」というふうに紹介されることです。

被リンクの獲得は、他者によって行ってもらう必要があるので簡単ではありません。

④ 出典を明記する

コンテンツに出典・参考情報・引用元などを明記することで、ユーザーに対しての信用度を高めることができ、それと同時にE-E-A-Tの評価も高めることができます。

そのときに使用するデータは、もちろん信頼性の高い情報がよく、公的機関や専門機関が発表しているデータが望ましいです。

いくら有益な情報であっても、情報が正しいものであるかが分からなければユーザーは情報を信用しませんし、そのコンテンツの信用度も低くなってしまいます。

「YMYL」の対象となるジャンルとSEO対策の4つのポイントを解説します|まとめ

今回は、「YMYLの対象となるジャンルとSEO対策の4つのポイント」についてまとめました。

YMYLに関わるジャンルは、サイト運営をしているとどうしても関わる部分が出てきますので、しっかり対策を講じていきましょう。

また、対策のポイントは「E-E-A-T」への対策と重なるので、「YMYL」と「E-E-A-T」は同時に対策を講じることができます。

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