寒い冬はどうしても体調を崩しがちになってしまいます。
そして、冷えによって出る体の症状も「肩こり、節々の痛み、下半身のむくみ、頻尿」など様々です。
冷えのタイプを見分けてタイプ別に寒い冬を乗り越えていきましょう。
今回は「寒い冬を乗り越えるための温活」についてご紹介します。
温活をする前に「冷えのタイプ」を確認
「冷えのタイプ」は大きく分けて3タイプです。
効果的に温活を進めるために、自分がどのような冷えのタイプなのかを確認しましょう。
- エネルギー不足タイプ
- 腎機能の低下タイプ
- 自律神経の乱れタイプ
当てはまる症状や生活習慣をチェックして、たくさんチェックがついたタイプがあなたの冷えのタイプです。
☑ 全身が冷える
☑ 寒気がしやすい
☑ 食欲がなくさっぱりした食事が多い
☑ 朝からやる気がおきない
☑ 運動はほとんどしない
☑ 下半身がむくみやすい
☑ 舌の側面に歯形がつく
☑ 全身が冷える
☑ 就寝中2回以上トイレに行く
☑ 家の中でじっとしていることが多い
☑ 手足が冷えやすく、温まりにくい
☑ 指先やかかとが荒れやすい
☑ しもやけになりやすい
☑ ストレスを感じることが多い
☑ 不規則な生活を送っている
「エネルギー不足タイプ」の特徴と対策
「エネルギー不足タイプ」は、疲れなどで全身の機能が低下していて、十分な熱を生み出せない状態になっています。
全身に冷えを感じやすく、低体温症に繋がる可能性もあるので注意が必要です。
薬味やスパイスで胃腸を温める
ネギやしょうがなどの体を温める薬味、シナモンやこしょう、クミン、コリアンダーなどの健胃作用のあるスパイスを使って料理をします。
サラダやスープなどに加えたり、ネギやしょうがはいつもよりも多めに使って調理をするとよいです。
スクワットで代謝をアップする
運動をすることで代謝をアップします。
とくにスクワットをすると、体の中でも大きな太ももの筋肉を鍛えることができるのでおすすめです。
スクワットをする際には、太ももの筋肉を軽く叩き、普段使っていない「スリーピングマッスル」を目覚めさせてから行うとより効果的です。
「腎機能の低下タイプ」の特徴と対策
「腎機能の低下タイプ」は、冷えによって「腎臓」の働きが低下している状態です。
「腎臓」は体を温めるだけでなく、体内の水分代謝をコントロールしているため、むくみやすくなったり、頻尿になったりします。
腎機能を補う物を食べる
くるみやタイ、エビなどには、体を温める作用だけでなく、腎機能を補う作用もあります。
また、黒ごまや黒豆などの黒い食べ物も腎機能を補う働きがあるのでおすすめです。
下半身を鍛える運動で水分代謝をアップする
ウォーキングなどの有酸素運動で体を温めると、代謝が良くなり汗や尿から余分な水分を排出することができます。
骨盤底筋体操(肛門・膣を締めたり緩めたりする体操)もこまめにすることがおすすめです。
「自律神経の乱れタイプ」の特徴と対策
「自律神経の乱れタイプ」は、ストレスや不規則な生活などによって自律神経の働きが乱れ、血行不良の状態になっています。
熱を全身に行き渡らせられないため、手足に冷えを感じやすくなっています。
交互浴で自律神経を鍛える
体を温めたあとに冷やすことを交互に行います。
そうすることで自律神経が鍛えられて血行が良くなり、疲労回復にも有効です。
- 湯船で温まる
- 手や足先に30℃程度のぬるま湯を15秒かける
- さらに湯船で40秒ほど温まる
- ②~③を5回ほど繰り返す(心臓疾患、高血圧がある人は控えます)
寝る前に軽いストレッチをする
筋肉や関節をゆっくり伸ばすと副交感神経が優位になり、体がリラックスするため血流もよくなります。
足先まで血液を流すためにに、足首を回したりもんだりするのもおすすめです。
おすすめの温活アイテム
肩こりや節々の痛み、下半身のむくみ、頻尿など、冷えからくるトラブルを起こす前に体の状態に合わせて冷えのケアを行いましょう。
貼る温活アイテム
めぐりズムは約40℃の蒸気でじんわり奥まで温めます。
しょうがで温活
しょうがは飲むだけで体がポカポカしてくるので温活をするのにぴったりです。
しょうがココア
しょうが湯
高麗紅参茶(こうらいこうじんちゃ)で温活
「紅参(こうじん)」とは、高麗人参の中でも皮を残したまま蒸したあとに乾燥処理をしたものです。
漢方薬(芎帰調血飲)で温活
芎帰調血飲(きゅうきちょうけついん)は、寒い冬に女性に起きやすい不定愁訴に対しての漢方薬です。
「温活」で冷えによる症状を改善!!3タイプの冷えに対する対処法を紹介します|まとめ
今回は「寒い冬を乗り越えるための温活」についてご紹介しました。
ご自身の冷えのタイプを確認して、効率良く冷えを解消されてください。
温活で寒い冬を乗り越えていきましょう。