「温州みかん」の健康効果!!発がん抑制・骨粗鬆症の予防などを紹介します

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温州みかんは、「おんしゅう」ではなく「うんしゅう」と読みます。

この温州みかんは、日本で一般的に「みかん」と言われている代表的な柑橘類で、皮が薄くてむきやすく食べやすいのが特徴です。

今回は、「温州みかん」の健康効果を紹介していきます。

目次

温州みかんとは?

温州みかんは、日本で一般的に「みかん」と言われている代表的な柑橘類で、皮が薄くてむきやすく食べやすいのが特徴です。

冬が旬の果物ですが、品種改良やハウス栽培が進んだ結果、今では夏から翌春にかけて長期間食べることができるようになりました。

みかんの「ルーツ」

みかんの発祥地は、インドのアッサムからヒマラヤの山麓地帯といわれ、そこから中国や地中海沿岸に渡り、多くの品種が発生しました。

日本へは奈良時代以降に中国から伝えられ、「紀州みかん」が主流であった明治中期に、中国から九州に持ち込まれたマンダリンの種子を播いた中から誕生したのが「温州みかん」です。

「温州(うんしゅう)」という名前は、中国 浙江省(せっこうしょう)にある柑橘系果物の名産地 温州市に由来しています。

おいしいみかんの見分け方

こたつでみかんを食べていると、一緒に買ったみかんでもおいしさが異なることもあります。

どうせ食べるならおいしいみかんが食べたいものです。

そこで、おいしいみかんの見分け方をご紹介します。

みかんを外から見たときに…
  • 平べったい形をしている
  • 果皮が濃いだいだい色をしている
  • 大きさの割に重みがある
  • 表面のつぶつぶが小さくて多い
  • ヘタの部分が黄色くて細い
みかんをむいたときに…
  • 果皮が薄くて柔らかい
  • 果肉がつまっていて、果汁が多い

おいしいみかんを食べるために参考にされてください。

みかんによる健康の効果

みかんにはさまざまな機能成分があり、以下のような健康の効果が期待できるされています。

みかんの健康効果
  • 疲労回復
  • 風邪の予防
  • 肌の美容効果
  • 便秘の予防
  • がんの発生を抑制する

疲労回復

みかんには「酸味」がありますが、これは大量にふくまれている「クエン酸」によるものです。

クエン酸は、疲労により体内で発生する乳酸を分解してくれるので疲労回復効果が期待できます。

風邪の予防

みかんに含まれる「シネフリン」は、気管支などを拡張させる作用があり、喉の風邪に効果があると言われています。

それに加え、みかんは「ビタミンC」も豊富なので、病気に対する抵抗力をつけてくれます。

肌の美容効果

みかんに多く含まれる「ビタミンC」は、風邪の予防のほかにメラニン色素の生成を抑え、シミ・ソバカスを防いでくれます。

また、「ビタミンA」は、肌にうるおいと張りを与え、新陳代謝を促進する働きがあります。

便秘の予防

みかんの中の袋にある「白い膜」のようなものは、「じょうのう」といいます。

「じょうのう」には食物繊維がたくさん含まれており、腸内の老廃物を外に出してくれる働きをするので、便秘の予防になります。

がんの発生を抑制する

みかんの色素には「β(ベータ)-クリプトキサンチン」という物質が含まれています。

この「β-クリプトキサンチン」に発がん抑制の効果があることが、日本の専門研究グループにより公式に公表されました。

みかんに含まれる「β(ベータ)-クリプトキサンチン」とは?

日本の専門研究グループにより公式に公表されたみかんに含まれる「β-クリプトキサンチン」による発がん抑制の効果

このβ-クリプトキサンチンについて掘り下げていきます。

β-クリプトキサンチンは「カロテノイド」の一種

β-クリプトキサンチンとは、「カロテノイド」と呼ばれる成分の一種で温州みかんのほか、オレンジやグレープフルーツなどのオレンジ類にも含まれています。

ただ、含まれる量には差があり、温州みかんに含まれるβ-クリプトキサンチンの量はオレンジの約10倍と多く含まれていることが研究結果で分かっています。

カロテノイドの持つ抗酸化作用

カロテノイドは、動植物に広く存在する黄色または赤色の色素で、β-クリプトキサンチンのほか、α-カロテン、β-カロテン、リコピンなどがあります。

強い抗酸化作用を持ち、動脈硬化の予防、老化やがんの発生に対して効果があると考えられています。

以下、カロテノイドを多く含む食品

  • 緑黄色野菜
  • とうもろこし
  • 赤唐辛子
  • マンゴー、パパイヤ、柿、あんず、柑橘類、すいかなどの果物
  • わかめ、ひじきなどの海藻類
  • えび、かになどの甲殻類
  • いくら
  • 卵黄

β-クリプトキサンチンは「骨粗鬆症」も予防できる

β-クリプトキサンチンが「骨粗鬆症」も予防するという研究結果を農研機構果樹研究所が発表しています。

実験結果によると、β-クリプトキサンチンを1日3mg摂取することでその効果を期待することができるみたいです。

温州みかん1個(約100g)に対して、1mg以上のβ-クリプトキサンチンが含まれているので、毎日3個の温州みかんを食べると健康のためにも大変良いと思われます。

「温州みかん」の健康効果!!発がん抑制・骨粗鬆症の予防などを紹介します|まとめ

今回は、「温州みかん」の健康効果を紹介しました。

冬のこたつで何気なく食べている温州みかんに、このような健康効果があることにすごく驚きました。

健康のために毎日3個の温州みかんを目安に食べていきましょう。

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