サウナの3つの健康効果と危険性!!安全に”整う”ために気をつけるポイントを解説します

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サウナは、”体が究極にリラックスした状態”である「整う」という言葉が、2021年の新語・流行語大賞にノミネートされるほど大人気です。

人気の理由は「整う」ことだけではなく、その健康効果にもあり、これからさらに多くの方がサウナを利用しそうです。

ただ、サウナに入るときには気をつけなければいけない部分もあります。

今回は、サウナに入ることで期待できる健康効果に加えて、その危険性と安全に楽しむためのポイントを紹介します。

目次

サウナで期待できる3つの健康効果とは?

「整う」ことを目的にサウナに入られる方は多いですが、「整う」こと以外にもサウナに入ることによって、以下に記載したような健康効果を得ることが期待できます。

サウナの健康効果
  1. 血流の改善
  2. 免疫力の向上
  3. 自律神経の正常化

① 血流の改善

サウナで体が温まると血管が広がることによって全身の血流がよくなり、その血液を通して新鮮な酸素や栄養が体のすみずみまで届くことになります。

また、それと同時に「体にたまっていた老廃物の排出」が促されます。

血流が滞っている筋肉は体のコリや傷みの原因になるので、血流が改善することは「体のコリや傷みを改善」することにもつながります。

血流の改善による効果
  • 新鮮な酸素や栄養が体のすみずみまで届く
  • 体にたまっていた老廃物の排出
  • 体のコリや傷みを改善

② 免疫力の向上

サウナで体が熱くなると、体内では「ヒートショックプロテイン(HSP)」と呼ばれるたんぱく質が生み出されます。

ヒートショックプロテイン(HSP)は、ダメージを受けた細胞を修復する働きがあるため、体内の免疫細胞の活性化にも役立つと考えられています。

アスパラプロリンがHSPを誘導

アスパラガスを加熱・酵素処理すると生じる「アスパラプロリン」が、ヒートショックプロテイン(HSP)を誘導することが知られています。

アスパラプロリンはサプリメントでも摂取できるので、サウナ好きの方におすすめです。

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③ 自律神経の正常化

自律神経には、心身を活発にする交感神経と心身をリラックスさせる副交感神経があり、これが交互に作用することで健康を維持しています。

交感神経心身を活発にする
副交感神経心身をリラックスさせる

サウナは「体を温めること」と「外気浴や水風呂などで体を冷やすこと」を繰り返すため、交感神経と副交感神経のバランスを整える効果が期待できます。

自律神経を整えるとどうなるの?

自律神経は、自分の意思とは無関係に体の機関を調整してくれる神経であり、呼吸器官・消化器官・体温調節機能などの生命維持機能をコントロールする役割を担っています。

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」に分けられ、基本的には人が起きて活動している時間帯は交感神経が、リラックスしているときや寝ている時間帯には副交感神経が優位になるといわれています。

そして、この2つが必要に応じて切り替わることで体内のバランスが保たれています。

自律神経が整っていれば、この2つの切り替えがスムーズにいきますが、乱れてしまうと切り替えがうまくいかなくなり、心身にさまざまな不調が現れます。

そのため、自律神経を整えることは心身の健康を保つためにとても重要なことになります。

サウナを安全に楽しむポイントとは?

サウナは前述したようにさまざまな健康効果を促すことができますが、安全にサウナを楽しまない場合にはリスクも伴います。

  • 血流改善に伴い血圧も低下するので、普段から血圧が低い方は注意が必要
  • 血流増加に伴い、心拍数も上昇に心臓に負担がかかる
  • 大量に汗をかくことで脱水症状の恐れがある(血液がドロドロになる)

「サウナによるリスク」を理解した上で、サウナを安全に楽しむためのポイントを紹介します。

サウナを安全に楽しむためのポイント
  1. サウナに入る前後に水分補給
  2. 水風呂には無理に入らない
  3. 飲酒をしてサウナを利用しない

① サウナに入る前後にはしっかり水分補給

サウナに1回入るたびに、300cc~400ccの水分が体から失われると言われています。

そのため、水分補給をせずにサウナに入ると、「脱水症状」「熱中症」になるリスクがあります。

そうならないように「サウナに入る前・休憩するとき・出たあと」には必ず水分とミネラルを補給しましょう。

水分補給のタイミング
  • サウナに入る前
  • 休憩するとき
  • サウナから出たあと

② 水風呂には無理に入らない

サウナから出たあとに「水風呂」に入ることは多くの方がされています。

「体を温めること」と「外気浴や水風呂などで体を冷やすこと」を繰り返すことで自律神経を整える効果を促すことができるのですが、温まった体を一気に冷やすことは心臓に大きな負担がかかります。

水風呂は必ず入らないといけないものではなく、ぬるめのシャワーや外気浴で体をクールダウンする程度でも「血流改善・肩コリ予防・冷え性対策」などを行うことができます。

持病がある方は、主治医にサウナの入り方を確認してからサウナを利用しましょう。

③ 飲酒をしてサウナを利用しない

お酒を飲むと一時的に血圧が下がりますが、サウナに入ることによっても血流がよくなり血圧が下がります。

そのため、相乗効果で急激に血圧が低下する恐れもあるのでとても危険です。

多くの施設で飲酒後のサウナをNGにしていますので、きちんと注意を守ってサウナを利用しましょう。

サウナに入った後の飲酒は?

サウナから出たあとなら飲酒は大丈夫でしょと、いきなりお酒を飲まれる方がいますが、体のことを考えると良いことではありません。

血流がよくなっている状態を少し落ち着かせてから、アルコールは摂取するようにしましょう。

せめてサウナから出て1時間程度経過してからが理想です。

アルコールはサウナから出てからせめて1時間程度は我慢しましょう。

サウナの3つの健康効果と危険性!!安全に”整う”ために気をつけるポイントを解説します|まとめ

今回は、サウナで得られる健康効果と安全にサウナに入るためのポイントを解説しました。

正しいサウナの入り方をしない場合には、逆に体に良くない影響を及ぼすことがあります。

きちんとルールを守ってサウナに入るようにしましょう。

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